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特徴と生産性


弊社の開発した90BPH(製造本数/1時間)の洗浄充填機の製造能力は、1日7時間月25日の稼働で月産15,750本です。この機械は、弊社の18年に渡る経験をもとに、事業のスタートから十二分な利益を生み出せる15,000本製造までを無理なくカバーできるよう設計された、初の純国産コンパクト洗浄充填機です。

この機械の一番の特徴は、洗浄殺菌能力の高さです。アメリカ製の洗浄機の洗浄力は、ジェットバルブで吹き上げた一筋の洗浄液やリンス水で、ボトル底面をヒットするだけというお粗末なものです。その底面をヒットしたそれぞれの液が、ボトルの底面や側面を流れ落ちるに任せているというのが、アメリカ製機械の洗浄の実体なのです。
弊社の機械は、その洗浄殺菌能力を高めるために、最新のテクノロジーと日本製ならではの発想を随所に装備しています。広角に液体を噴射するジェットバルブは、自ら回転するものを採用しています。また、そのジェットバルブをボトル内部の効果的な位置まで挿入させることで、効率のよい内部洗浄を可能にしました。また、ボトル自体を水流を使って回転させ、外面を洗う能力もアップさせています。そして、最終殺菌はスチームで、薬品を使わない安全で確実な方法を採用しています。

二番目の特徴は、製造本数の伸びに合わせて合理的な生産が組めるよう、セル方式を採用している点です。セル方式ですから、製造本数の伸びに応じて台数を増やしていけば、最初の投資が無駄になることはありません。また、いずれのこととして、ロボットを導入しての設備の無人化も視野にいれた設計をしています。追加の洗浄機が必要になる場面では、当然それを購入するだけの原資を得ている訳ですから、追加に資金的な制約はつけないで済むことでしょう。2台の洗浄機を操ることは、人間にもできますが、一歩進めてロボットを投入するという可能性も出てくると考えています。その時、工場の得る生産性は最大値を叩き出すことになりますが、そのための動線を想定した設計を、私たちは最初のセルに埋め込んでいます。
1台の機械に頼るのでは、不慮の事態に対応ができません。セル方式の設備は、その点を補うためにも、いろいろな生産現場で浸透し始めています。

製造の一連やラック等を含め、弊社のノウハウを取り入れれば、工場の生産性を最初から高いレベルで保つことができます。実際に製造を始めれば、そのノウハウの重要性はご理解いただけることになるでしょう。日本のように商品の品質を問われる国では、相応の製造機械設備が不可欠ですが、国産でないものにその質を求めることできません。そして、まだ商品が飛ぶように売れる状況でない中では、売り上げに応じて設備を無駄なく充実させていくという観点がどうしても必要です。弊社の洗浄充填機は、そうしたシナリオを経験を元に形にしました。是非、一度工場を訪れて、実際の製造を見学していただけますよう、ご案内申し上げます。

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